前2回は『南部維新記』から、動揺する武士社会に関する話をご紹介しましたが、今回は戊辰戦争での武士らしい逸話をご紹介しましょう。武士の世が風前の灯火となる中で、最後に見ることのできた武士道でした。
今回も引き続き、『南部維新記-万亀女覚え書から』から。今回は、王政復古の大号令直後の盛岡藩江戸藩邸の反応についての回想です。ここから一気に開戦気運が高まったことがわかります。
今回、ご紹介する『南部維新記-万亀女覚え書から』は、古老たちによる明治維新前後の頃の盛岡の昔話集。その中に、大政奉還直後の江戸藩邸の生々しい様子が書き記されています。
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