井伊直弼
明治維新までの日本は、実に怪しげな社会だったと思います。権力者の犯罪をまともに裁くことができなかったからです。表の史実からだけではわからない、後ろになにかある、というモヤモヤ感があるのです。だからこその歴史情報論です。
幕末の英国公使、ラザフォード・オールコックの記した『大君の都-幕末日本滞在記』を読むシリーズ4回目。桜田門外の変の詳報とともに、オールコックは急速に日本を覆い始めた社会不安を感じます。
幕末の英国公使、ラザフォード・オールコックの記した『大君の都-幕末日本滞在記』を読むシリーズ3回目。今回はオールコックが実際に体験した桜田門外の変と、英国公使館の初動対応について。
『ハリス日本滞在記』を読んで歴史を考えるシリーズの最終回。今回は諸大名の反対にあいながらも調印された日米修好通商条約交渉の裏で、ハリスひいては米国がどう動いていたのかを見ていきます。