グッと身近に来る日本史

読書でタイムトラベラー/時空を超えた世界へと旅立つための書評ブログ

夏目漱石

『三四郎』通勤族の出現をいち早く描いた漱石

漱石は『三四郎』で、電車による通勤族の登場をいち早く紹介しています。当時の東京では、電車の敷設が相次ぎ、社会が大きく変わろうとしていました。

『三四郎』街の概念が変わることに驚いた漱石

夏目漱石の『三四郎』を読みつつ、明治人の感覚を読み取るシリーズ2回目。この本には、「都市の大きさを規定する概念が変わっていく」という明治人なりの驚きが書かれています。

『三四郎』漱石が変わりゆく東京に見たロンドン

昔の小説を読んでいると、現代人とは違う当時の人々の感覚がひょっこり顔を出すことがあります。こうした感覚の違いは歴史書を読み解くだけではわかりません。今回は、夏目漱石の『三四郎』から明治人の感覚を「感じて」いきましょう。