グッと身近に来る日本史

読書でタイムトラベラー/時空を超えた世界へと旅立つための書評ブログ

盛岡藩

歴史情報論-武士はいつ武士がなくなると思ったか

明治維新の前後、武士はいつ武士がなくなると思ったか。歴史情報論の観点からこれを読み込んでいくと、開国直後から一部で先読みがはじまり、維新前にはすでに武士階級の間で武士がなくなるかもしれないという見方が広まっていたという衝撃的な事実が見えて…

歴史教科書から消えた「士農工商」

「士農工商」は昭和の歴史教科書では非常にポピュラーな用語でしたが、平成の歴史教科書からはストンと消えてしまいました。『こんなに変わった歴史教科書』では、その理由について

「戊辰戦争」で官軍が錦の御旗を下ろし、魅せた武士道

前2回は『南部維新記』から、動揺する武士社会に関する話をご紹介しましたが、今回は戊辰戦争での武士らしい逸話をご紹介しましょう。武士の世が風前の灯火となる中で、最後に見ることのできた武士道でした。

「王政復古の大号令」で一気に緊迫した武士社会

今回も引き続き、『南部維新記-万亀女覚え書から』から。今回は、王政復古の大号令直後の盛岡藩江戸藩邸の反応についての回想です。ここから一気に開戦気運が高まったことがわかります。

「大政奉還」その時、武士社会は?

今回、ご紹介する『南部維新記-万亀女覚え書から』は、古老たちによる明治維新前後の頃の盛岡の昔話集。その中に、大政奉還直後の江戸藩邸の生々しい様子が書き記されています。